4時間目 キャリアデザインしてみよう

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何を考えれば良いの?

例えば「社会に出たのだから、楽しく充実した生活を送りたい」と考えたとします。何が出来れば、または何が手に入れば、生活が楽しく充実しますか?車を持つこと、彼氏や彼女を見つけること、いろいろありますね。もし「車を持つことで生活が楽しく充実する」と考えた場合、免許の取得が必要です。免許の取得にはお金と時間が必要です。最初の具体的な行動としては、自動車教習所に申し込みに行き、勤務時間と教習所の受講時間を調整することかもしれません。このように、希望を実現し、不安を解消するために、具体的に何をしてゆくのかを自分で考え期限を定めて目標を明確化することがキャリアデザインです。

看護師のキャリアデザイン

看護師の場合、多くの人が「抽象的な看護観」と「理想的な看護師モデル」を胸に抱いて学校を卒業します。そして社会の現実を見て「こんなはずじゃなかった」とショックを受ける人が多いのです。「漠然とした将来の夢」ではなく、身近で実現できそうな将来の「希望」と「不安」を明確化させ、評価可能な目標を設定することで、理想と現実の溝を埋めましょう。看護師としてのキャリアデザインとは、資格制度を手に入れるか否かや、どのような専門性を身に付けるのかを問うものだけではありません。

あなたのキャリアデザイン

最近は「専門性」ということに価値を置く傾向にあります。得意分野を伸ばして専門性を発揮できることはすばらしいことであり、是非自分の専門分野を見つけていただきたいと思います。しかし「オールマイティーな看護師」として働くことを選ぶことも悪いことではありません。広くどのような分野でも働ける看護師こそ本当は貴重なのかもしれません。看護の専門分野にばかりこだわるのではなく、「人としての自分の長所は何なのか?」を考えてください。そして長所を活かして「自分らしい看護師像」を具体化させてください。例えば「私は仕事が鈍いけど愛嬌は人一倍ある」という人は「自分の存在が患者を癒せる看護師になる」というようにです。