5時間目 心の健康を保つために

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みなさんが、活き活き働き続けられる看護師になるために、心の持ち方を考えてみましょう。

先にイラショナルビリーフの話をしましたが、日本人がもちやすいイラショナルビリーフは、以下のものだと言われます。
さて、みなさんはいくつ当てはまりますか?

① 人はすべての人に愛されなければならない。
② 何かの事をなすには、完全無欠であらねばならない。
③ 人を傷つける人は、人から責められるべきである。
④ 思い通りにならないときは、頭に来るのは当然である。
⑤ 人間は、外界の圧力で落ち込んだり腹を立てたりする生き物である。
⑥ 何か危険が起こりそうな時は、心配するのが当然である。
⑦ 困難や責任は、立ち向かうより避けるほうが楽だ。
⑧ ものごとはうまく運ぶべきで、直ちに最良の解決策を見出さねばならない。
⑨ 過去は重要であり、感情や行動に、今も影響を及ぼしているのは仕方ない。
⑩ 人から拒否されたり非難にあったから、私はダメな人間である。

すべて、絶対YESとか、NOということはありません。ものは考えようなんです。だからいろんな角度から考えてみて下さい。

医療と看護は違います。 医療は検査データという科学的に判断する物差しがありますね。
しかし、看護は感情的な部分が多く、正解はないと言われます。科学的な看護の重要性が語られて随分の年月が流れ、多様な看護論が海外から入ってきています。
しかし人間を相手にする看護には、例外がつきものであり、数字では示せないファジーな部分がたくさんあり、1つの正解を示すことは未だ難しいし、それで良いのではないかという現場の看護師がたくさんいます。私もそれが看護なんだと思っています。

看護は、「こうあらねばならない」なんていうものではないはずです。だって、患者さまは10人10色、看護師だって10人10色です。肩ひじ張らす、自分らしく柔軟に考えて、心を楽に持ちましょう。 看護師の心の健康が、患者さまに対する質の高い援助につながるんです。だから、自分の心の状態を、いつも客観的に感じる癖をつけてほしいです。
心がしんどいな・・・そんなときは、誰かに話を聞いてもらいましょう。 それでも心が重くてつらければ・・・早めに専門家に助けを求めることも大切です。 心が風邪をひいたかな?そんなときは、メンタルクリニックで心の風邪薬をもらって早く治せばいいんですよ! 早期発見・早期治療は、メンタル面でも同じです。