2時間目 看護師に多いストレス

LINEで送る

看護師に多いストレスって何だと思いますか? 人間を相手にする職業は特有のストレスがあるのですが、ここでは特に看護師に多いストレスについて考えてみましょう。

看護師に多いストレッサーって何だと思いますか?人間を相手にする職業は特有のストレスがあるのですが、特に看護師は、患者さまとの関係、医師との関係、上司や同僚との関係など、人間関係にストレスを感じる人が多いと言われています。 また、不規則な勤務であり、身体的にも疲れやすい職業なので、ささいな対人トラブルが、身体の疲れの影響で過度なストレスに感じる場合も多いようです。

看護の仕事は「出来て当たり前」「出来ないは許されない」職業であり、そんなことも大きなストレスになるようですね。 また、看護師の仕事は、優しさを求められることが多いですね。苦痛の大きな患者さまに対して、優しい看護の手をさしのべて、自然治癒力を高め、回復を助けることは看護の本質です。しかしこれとは反対に、「ダメなものはダメ」という強さや厳しさも同時に求められる職業なのです。また、相手の苦しみに共感することを求められながらも、一緒にその苦しみを味わっていてはその人を支えられないため、共感しながらも客観的に判断することが同時に求められます。

このように、看護師という職業は、その人の中に、2つの人格を同時に存在させなければならないう特殊性があるのです。 これが、看護師の精神状態を疲れさせる大きな要因だとも言われています。 パム・スミスという学者が「感情の器」という言葉を使ったのですが、人の中には感情を溜める器があるというのです。 人の感情は、相手に流し込むことが出来るパワーを持っています。 たとえば、とても落ち込んで暗い気持ちの友人と、しばらく一緒にいたとしましょう。すると、こちらも暗く重たい気持ちになってきませんか? 逆に、何かとても嬉しいことがあった友達と、楽しい話をしていると、自分まで楽しい気持ちになってきますよね。 このように、人の感情は相手の感情の器に流れ込んで行くのです。

看護師が接する相手である患者さまやその家族は、苦痛を感じている場合が多いですね。 だから、仕事を通じて相手のネガティブな感情が、看護師の中に常に流れ込んでくると言われています。 だから看護師は、そのネガティブな感情をうまく外に流しだすことが必要であり、それがうまく流しだせないと、仕事をすることが辛くなって行くんです。 しかし人間は恒常性を保つように仕組まれているので、患者さまのネガティブな感情を自分の中に入れることを無意識にストップする・・・ だから、無意識に看護師はどんどん相手に共感することを避けるようになる、すなわち業務的に対応して営業スマイルのみを相手に見せるとも言われています。

でも、もともと心の優しい人が看護師には多いので、そんな自分の行動にジレンマを感じて余計に辛くなったりするんです。 そんな風にならないために大切なのは、自分の感情の器が、ネガティブな感情でいっぱいになる前に、対応する力をつけることです。 対応で最も有効なのは、嫌な感情は、できるだけ誰かに話して吐き出すことなんですよ。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>